
地域社会と思いやり
11億ドルの寄付でオレゴン州初の女性専門病院を建設へ
フィル・ナイトとペニー・ナイトがProvidence St. Vincent Medical CenterとProvidence Heart Instituteに11億ドルの寄付を約束し、オレゴン州に女性の健康に特化した初の病院が誕生する見通しとなった。Providenceによると、寄付金は10年間にわたって拠出され、最初の資金は2026年に届く。
寄付の一部は、ワシントン郡にあるSt. Vincentの敷地内の新棟建設に充てられる。計画では、患者が個別の診療科を渡り歩く必要がないよう、婦人科、妊娠、陣痛・分娩、更年期、心臓の診療を一体化する。新生児集中治療室も改修し、現在の相部屋から家族向けの個室に変更する。Providenceによると、産科と新生児部門の施設は1990年代に整備されたものだ。
寄付は、オレゴン州内のProvidenceの病院における心血管診療にも使われ、新たな治療、診断・予防の手段、臨床試験、技術、医師の採用を支援する。一部の資金は、保険で賄われない患者支援に充てる予定だ。同心臓研究所は現在、米北西部各地の約6万3,000人を治療している。
夫妻はこれまでにも同研究所に2億ドル超を寄付しており、その支援は心臓移植プログラムの設立に役立った。今回の寄付は、オレゴン州の複数の地域で産科病棟が閉鎖され、病院では慢性疾患を伴う妊娠が増えている中で行われる。新病院だけでこうした課題を解決することはできないが、Providenceが施設を近代化し、人生のさまざまな段階にわたって診療を連携させるための資金となる。