
技術と革新
全球10日間の気象予報、計算を1時間未満で完了
中国で開発された気象モデルが、解像度5キロメートルの全球10日間予報の計算を1時間未満で完了した。この結果は、実運用の予報で広く用いられている国際的な所要時間の基準を満たし、詳細なシミュレーションを実用化するうえで重要な一歩となった。
中国気象局の地球システム数値予測センターとコンピューティング企業Sugonが、9月15日に鄭州で成果を発表した。MCV大気モデルは中国製のスーパーコンピューティングシステム上で実行され、発表によると、複数回の予報計算で品質検査に合格した。
解像度5キロメートルとは、地球全体の大気を、点の間隔がおよそ5キロメートルの格子で表現することを意味する。格子を細かくすれば複雑な気象過程をより詳細に捉えられる一方、計算量も大幅に増える。研究者と技術者は、必要な時間内に処理を終えられるよう、計算システム上でのモデルの動作を最適化した。
より詳細でタイムリーな予報は、洪水への備え、農業、航空便の運航計画、エネルギー供給に役立つ可能性がある。今回の成果が、そのまま新たな一般向け予報サービスになったわけではなく、実運用での継続的な検証がなお必要だ。それでも、高解像度の気象研究を人々が利用できる情報へと変えるための重要な計算上の要件を満たしている。