
健康と治癒
エホバの証人、血液に関する規則を緩和し治療の選択肢を拡大
エホバの証人は、献血由来の血液の主要4成分を受け入れるかどうかを個人の良心に委ね、信者が選べる医療の幅を広げた。全血の輸血は、この宗教団体の規則で引き続き禁じられている。
変更の対象は赤血球、白血球、血漿、血小板だ。それぞれ医学的な用途が異なり、赤血球は貧血、白血球は特定の感染症の治療に使われ、血小板は一部のがん治療で用いられる。血液の液体部分である血漿は、外傷や特定の疾患がある人の治療に使われる。
信者は、他者の治療に用いる血液成分を提供する目的に限って献血することも選べる。全血輸血のための献血は引き続き禁止される。
団体によると、血液成分に関する信者個人の判断に会衆が介入することはない。血液を神聖なものとする考えは変わらず、国際広報担当のポール・ギリーズは、信者は判断に先立ち、自らの宗教的信念を慎重に考慮すべきだと述べた。
今回の改定に先立ち、3月には、後の医療利用に備えて自分の血液を保存することを信者に認める方針変更があった。一連の変更により、200を超える国・地域に920万人の信者がいるとするこの宗教団体が認める治療の選択肢が広がる。