健康と治癒

Plozasiran、2件の第3相試験で中性脂肪と膵炎の発生を減少

3カ月に1回の治療が、重症高トリグリセリド血症の成人を対象とした2件の第3相試験で、中性脂肪を約8割減らし、急性膵炎の発生の大幅な減少にも関連した。12カ月時点のベースラインからの中性脂肪減少率の中央値は、SHASTA-3で79%、SHASTA-4で81%だった。

世界各地で実施された無作為化二重盲検試験には、標準治療を受けている成人757人が参加し、plozasiran 25 mgまたはプラセボを3カ月ごとに注射する群に割り付けられた。1年後、中性脂肪が500 mg/dL未満となった割合は治療群で91%と93%で、各試験のプラセボ群では51%と50%だった。治療群の半数以上は150 mg/dL未満に達した。

事前に規定された統合解析では、急性膵炎の発生率はplozasiran群でプラセボ群より78%低かった。これは絶対リスクが4.1パーセントポイント低下したことに相当し、1件の発症を防ぐために24人を1年間治療する必要がある計算となる。膵炎の既往があり、中性脂肪が500 mg/dL以上の患者では、効果がより大きかった。

有害事象の全体的な発生率は両群とも73%だった。血糖コントロールの悪化と下痢はplozasiran群でより多く報告された一方、重篤な事象は治療群の8.3%、プラセボ群の10%に発生した。家族性カイロミクロン血症症候群に対してすでに承認されているplozasiranは、米国での適応拡大に向けて、2026年末までに申請が行われる予定だ。

出典

  1. Barchart.comArrowhead Pharmaceuticals Presents Phase 3 SHASTA-3 and SHASTA-4 Data Demonstrating Plozasiran Reduced Acute Pancreatitis Events in Patients with Severe Hypertriglyceridemia
  2. HealioPlozasiran durably cuts triglycerides, pancreatitis risk in severe hypertriglyceridemia

取材・検証メモ

この記事の情報源

Arrowhead Pharmaceuticals, Inc. → Business Wire

Barchart.comは記事末尾に「出典:Arrowhead Pharmaceuticals, Inc.」と記し、Business Wire上の原文へのリンクを掲載している。

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Healioは引用をESC学会の記者会見でのジェラルド・ワッツの発言に、データを同学会での発表に直接基づくものとしており、元となる報道媒体は示していない。